Office 2010 β 数式の互換性

by manamana 15. 1月 2010 00:05

Office 2007では、Word において(内部的に)MathMLスタイルの数式入力がサポートされていましたが、 
Office 2010では、Excel、PowerPoint、OneNote でも数式入力サポートされてます。
※Win7 の環境では、数式入力パネルをフロントエンドとして使うこともできます。

この4つの製品間では、数式のコピー&ペーストが可能で、ペースト後の編集も可能です。 
テイラー展開を例にとって示します。

  Word 2010

   Excel 2010 

   PowerPoint 2010

  OneNote 2010  

 

しかし、Office 2010 で作成したファイルを Office 2007 で使用する場合に混乱が見られます。

●Word 2007

 
Word 2007 では特に問題なく、数式の編集も可能です。 
 

●Excel 2007

 
Excel 2007 ではワードアートとして認識され、MathML のテキストがそのままの形で表示されます。 


●PowerPoint 2007

 
PowerPoint 2007 では画像として認識されています。
 

●OneNote 2007

 OneNote

OneNote 2007 では、OneNote 2010 のファイルを開くことができません。
OneNote 2010 において、OneNote 2007 形式のファイルで保存してやれば、画像として認識することができます。

 


数式の互換性に関しては、製品間での扱いが異なっている事がわかります。
まだ β 版なので何とも言えませんが、このままでは困る局面も出てくるでしょう。

Office 2010 は6月には出荷されるようですが、この辺りの混乱をどの様に収束させるのか注目しています。 

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