Google Maps Engine Lite のジオコーディングが便利だった

by manamana 26. 7月 2013 12:00

「マップ上に印を付けたい!」場面は多いと思います。

Google Mapのマイプレイス-マイマップ機能を使えば、
地図上にマーカーやポリゴンで印を付けたりして、個人用の地図を作ることが出来ました。
しかし、マーカーの配置は手動であり結構な手間だったりします。

Google は企業向けに Google Maps Engine を提供していて、強力な機能が使えます。
しかし、これは有料サービスであり個人が手軽に使えるものではありません。

そこで Googleは、Google Maps Engine Lite を提供してくれました。
まだβ版ですが、先日チュートリアル等も日本語化されたので、ここに紹介します。

 

操作等はチュートリアルに任せるとして、個人的なツボは 「CSV等で記録された住所一覧からマーカーを発生する」
いわゆるジオコーディングの自動化がサポートされていることです。

例えば、次のような野球場の住所録があるとします。

  

これを Excel PowerShell Tool 等で CSV ファイルにします。

 

Export-CSVコマンドレットは、既定の Encoding に ASCIIを使うので
日本語が入るテーブルを変換する場合には文字化けが発生します。
また、既定では先頭行に "#TYPE" に続いて、オブジェクトの完全修飾名が付加されますが、
Google のサービスは CSV の #行をコメントと扱わないので困ったことになります。
Export-CSV を使う時は、さり気なく以下のようにしましょう(笑)

PS:> XXXXX(任意のオブジェクト) | Export-CSV "ファイル名" -Encoding UTF8 -NoTypeInformation

このようにして得られた "野球場.csv" を示します。

 

 これを Maps Engine Lite に読み込みます。
レイヤーのインポートを指定して、ファイルを選択します。

 

ジオコーディングの対象、今回は”住所”を指定します。

 

 表示用の項目、今回は”名称”を指定します。 ※名称に "" が付いているのは、多分バグです。 

 

 たったこれだけの手順で、住所録からマーカー付きの地図が出来上がってしまいます!

 

あとはマーカーを変更したり、データをブラウザ上で編集してやれば自分だけの地図が完成です。
完成した地図は当然のように共有することが可能です。

 

住所から緯度経度を得るジオコーディングは有料サービスが多いのですが、
無料でここまで出来てしまうとは…地図屋さんも大変です。
 

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