by manamana
18. 4月 2013 16:00
USB機器を扱うことにおいて、VMware vSphere は Hyper-V より遥かに柔軟です。
ハイパーバイザーの vSphere 4.1 では USBパススルー機能でホストに接続されたUSB機器を使えるようになっていたし、
現在の vSphere 5 では vSphere Client を動作させているPC(=ローカルPC)に接続されたUSB機器が使えます。
もちろん、 エミュレーターである VMware Player は当たり前のようにUSB機器が使えます。
Hyper-V には直接USB機器を扱うパスが用意されていません。
RemoteFX USB 使って一部の USB機器を使える様になっていますが、これはリモートデスクトップ側の技術だと理解しています。
エミュレーターの Virtual PC (≒XP Mode)ではそれなりに使えるのですが…残念
VMware の柔軟さに満足していたのですが、先日トラブルに遭遇したのでメモっておきます。
vSphere Client 5.1 と VMware Player 5.02 (現行の最新版)を両方インストールした環境で、
vSphere Client からはローカルPC上のUSB機器が参照できないというものです。
vSphere Client と VMware Player が同居する環境 → 参照不可
vSphere Client だけの環境 → 参照可
VMware で USB機器を制御しているのは VMware USB Arbitration Service というサービスです。
その実態である vmware-usbarbitrator64.exe を比較してみると、VMware Player の物が若干新しいことが判明しました。
VMware Player 5.02用
vSphere Client 5.1用
トラブル機では新しいVMware USB Arbitration Serviceが動いていたので、それを古いバージョンで上書きした所、
vSphere Client から USB機器が参照できるようになりましたが、逆に VMware Player で参照不可に…
要するに互換性が無いのが原因でした。
そもそもこの2つを同居させることは少ないと思いますが、現状ではどちらかのUSB機器の参照を諦めるしかないようです。
次のアップデートで対応してくれると期待しています。
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