ListObject の連動機能

by manamana 30. 9月 2010 10:28
ListObject の連動は、ComboBox/ListBox でも可能です。

ComboBxo/ListBox を使用するときに特に重要なのは ListFillRange プロパティです。
この ListFillRange に「名前付き範囲」(=Named Range) を利用する事により、
ListObject と ComboBox/ListBox とを連動させる事ができるのです。

Named Range を ListObject の要素と一致するように設定します。

Excel 2003 では、特に変わった様子はありません。

Excel 2007 では、ListObject の名前が設定画面に反映されています。



ListObject の名前は Excel 2003 では直接変更できませんが、
Excel 2007 では、「名前の設定」や「テーブルツール」にて編集が可能になっています。

このようにすると、ListObject の変更に従い、ComoBox/ListBox が変化します。
 
この連動機能ですが、ちょっと癖があってうまく動かない場面があります。
これを解決するには、ListFillRange を同じ値で再設定すると良いです。


私は ListObject を、名前付き範囲が強化されたものと捉えていますが、
Excel のバージョンによって扱いが微妙に異なるので、使いにくい部分もあります。
どうせなら、ListFillRange や グラフデータといった、あらゆる範囲指定箇所に
Named Range と ListObject を指定できるようになると嬉しいのですが・・・MS さん、お願いします。

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VSTO

イチゴの木4

by manamana 29. 9月 2010 08:54

今年の猛暑でベランダの植物もバテ気味でしたが、イチゴの木は意外に元気でした。

 

あと一ヶ月もすれば、たくさんの花が見られそうです。

 

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ガーデニング

偏光レンズと液晶モニター

by manamana 27. 9月 2010 20:48
何年か前に偏光レンズを使ったメガネを作りました。要は度付きのサングラスです。

偏光レンズは光の散乱を押さえる事ができるので、釣りやスポーツでは重宝します。
IT業界でも、CRTモニターのちらつきを抑える効果があるので使っていた人は多いと思います。
しかし、液晶モニターと偏光レンズの相性はあまり良くありません。

液晶モニターには、方式にもよりますが、表面に幾つかの偏光パネルを使われています。 
この偏光パネルと、サングラスの偏光レンズがねじれの位置になると、光量が著しく低下するのです。

サングラスの場合、水平方向に光を整えるように調節しますが、液晶モニターの場合は方式によります。
DELL の液晶モニター 2005FPW の前で回転させた時の動画を作ったので参考にしてください。

 

2005FPW の場合、水平方向に切られているのでサングラスとの相性は我慢の範疇かもしれません。
しかし、市販の多くのモニターは45度で切られていて、ちょっと頭を動かすと色が大きく変わります。
垂直方向になっているモデルは、サングラスとの相性は最悪といえます。

最近流行の 3D TV でも偏光レンズは重要な技術になります。
しかし、ちょっと動くと見え方が変化したり、光量が減ってしまったりでマイナス点が目に付きます。
メーカーの思惑通り 3D TV は普及するのか? 結構難しそうですね・・・

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その他の IT 系

Excel のListObject とグラフ (2)

by manamana 24. 9月 2010 23:23
ListObject は、表形式のデータを簡単に扱うためのオブジェクトで、Excel 2003 から追加されています。

Excel 2003 では、データ - リスト - リストの作成
 
  

Excel 2007 以降では、挿入 - テーブル で作られる特殊な Range が ListObject です。
 
 
 
  
※Excel 2007 から、色分けが可能になっています

VSTO の環境では、ToolBox - Excelコントロール に ListObject があるので、VSTO の開発者にはお馴染みです。
 
  

この ListObject で指定された Range とグラフデータと一致させると、
ListObject の範囲変更と連動して、グラフの範囲も連動して変更されます。

 
  ↓  ↓  ↓  
 
 
 
 
Excel 2007 からは、列の連動も自動的に行われます。
 
 
   ↓  ↓  ↓  

 

Excel 2010 だと、連動している様子が理解できます。(※範囲指定時にテーブル名が反映される)
 
  
グラフの連動は、Excelのバージョンによって多少の癖があります。
データの指定順を変えるとうまく行かなかったり、範囲の指定方法が統一されていなかったり・・・
この辺の操作は慣れるしかないのかも?


その他、ListObject は、列毎の並べ替え・フィルタリングが簡単に行えます。
 
   Excel 2003
 
  Excel 2007
 

ListObject の最大の利点は、外部の DB と簡単にリンクできる点です
特に SharePoint とのリンクには専用のメニューが用意されているので、
SharePoint を導入している企業ユーザーは、積極的に ListObject を使うと便利です。
 
  

VSTO を使えば、DataSet/DataTable とのリンクが可能になり、Excelの表に反映できます。
ついでにグラフも自動的に更新されるので手間いらずです。
以前はこの辺の手順をコーディングしていましたが、今ではすっかりお任せするようになりました。


(豆知識)
ListObject を「リスト」と呼ぶと、入力規則の「リスト」と混同してしまうので、
Excel 2007 以降では「テーブル」という呼ぶようになったと何処かで呼んだ記憶があります。
オブジェクト名が ListObject なので混乱してしまいます。何とかしてくださいww

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VSTO

Google 日本語入力と Tablet PC 入力パネル、その後

by manamana 22. 9月 2010 21:17
以前、Google 日本語入力を使うとき、Tablet PC 入力パネルで変換候補が出てこないという記事を書きました。


その後、Google 日本語入力は何度かチェックをしていましたが改善の様子はありませんでした・・・
しかし、先ほどチェックをしたら 「これは!」 という変更がされていました。


変更点に次の記述があります。

日本語入力に使用する API を TSF から IMM32 に変更しました。

詳しい内容は私も分かりませんが、言語の入力 API に関しては TSF の方が新しい規格です。
しかしながら、標準の IME や ATOK は今でも IMM32 を利用している事は調べています。
つまり、何らかの理由で Google 日本語入力は古いAPIを採用したわけです

「Google 日本語入力を有効にすると、Tablet PC 入力パネルの変換候補が出てこないのは
TSF に未対応だからではないか? 」と睨んでいた私は、早速インストールしてみました。

結果=大当たり
 
  

ちなみに、この変換候補は標準IMEのものだと思います。しかし、あると無いとでは大違いなのでした。
Google さん、ありがとうございます。
 
 
でも、入力パネルが TSF に対応するのが筋だよね・・・
 

追記:(7/24)
現在ジャストシステムさんは、TSF を用いた ATOK のプレビュー版テストを行っています。
 
 
早速試してみたところ、入力パネルの変換候補は問題なく表示されてしまいました・・・TSFが原因じゃないみたいです。
どうして Google 日本語入力は IMM32 を採用したのか謎です。
 

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その他の IT 系


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