by manamana
10. 2月 2009 09:20
Windows Server バックアップ(=WSB)に対して大きな誤解をしていました。
WSBの場合、パフォーマンスの最適化オプションとして
・常に完全バックアップを実行する
バックアップの速度は遅くなりますが、全体的なパフォーマンスに影響はありません。
・常に増分バックアップを実行する
バックアップの速度は速くなりますが、シャドウコピーが後に残るため、ボリュームのパ
フォーマンスが低下する場合があります。ハードディスクを多用するアプリケーション
があるサーバーにはお勧めしません。
・カスタム
完全バックアップと増分バックアップのどちらを実行するかをボリュームごとに指定でき
ます。
の3つを選択できます。
True Image にも「完全バックアップ」や「増分バックアップ」という用語があり、
完全バックアップ=>指定したボリュームの完全なコピーイメージ
増分バックアップ=>完全バックアップ以降の増分データイメージ
となり、完全バックアップで出来上がるイメージファイルがバックアップの基本な訳です。
しかし、WSBの場合、True Image の「完全バックアップ」に対応するそれは、
一回目のバックアップで出来上がる VHD ファイルであり、
二回目以降のバックアップは、True Image の「増分バックアップ」に対応するのです。
私はこの辺を混合していたのでした・・・
では、WSB の完全バックアップや、増分バックアップというのは何かといえば、
バックアップ作業に先んじて作られる、シャドウコピーファイルの扱いの違いで、
完全バックアップ=>シャドウコピーファイルを作り直す
増分バックアップ=>シャドウコピーファイルを作り置きしておく
という違いなわけです。
WSBの一回目のバックアップは、システムファイルも含めた完全なバックアップで、
非常に時間がかかる&システム負荷がかかる作業です。
しかし、二回目以降は(True Imageでいう)増分バックアップとなり、
短時間&システム負荷は軽めとなります。
当初、WSBでの運用は苦しいかも?と思っていましたが、
初回さえ乗り切ればそれほど心配する事なくバックアップが進んでいくのでした。
WSBはOSを含めたシステムの復旧ができるハズです。
そのうち時間を作って復旧テストもやらなければ~
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