by manamana
30. 5月 2009 23:50
Kumo というコードネームで開発されていた MS の新検索エンジン Bing が 6/3 より始動します。
世の中に数多あるデータをかき集め、検索結果として提供する方式は、
Google によってある程度完成しているように思えます。
しかし、あまりに多数の検索結果は、ユーザーに上手く利用されているとは言えません。
そこで MS は、新たな検索エンジンの役割として、意志決定を支援する機能を付加しました。
ただ検索結果を表示するのではなく、積極的に利用方法を提示するという方向です。
確かにこれなら、Google とは違った特徴を出せそうです。
※MS は Bing を検索エンジンではなく、「意志決定エンジン」と呼んでいます。
利用方法のカテゴリーは以下の四つです。
・ショッピング
・旅行
・健康関連情報
・地域情報
どれをとっても既存の専門サイトが提供している機能です。
しかし、強力な検索エンジンと有機的に統合されるなら、新しい利用方法が生まれるかもしれません。
MS は、MS Office や Windows がそうであったように、
皆がよく使う機能をうまくまとめて、検索市場を統一したいという野心を感じます。
Bing の仕組みには、情報提供者との強力なパートナーシップが必要になると思います。
日本に居る限り、MS がそれ程の力があるとは想像しにくいのですが、米国では事情が違いそうです。
IT業界だけでなく、他業界との情報融合はうまく行くのでしょうか?
まずは米国での評価が気になります。
一方の Google も、Google Wave なる新しい通信プラットフォームの提案を行いました。
Google Wave は、XMLデータをリアルタイムで転送・加工・共有できる仕組みで、
http や SMTP の様に、標準のプロトコルとして定着するかもしれません。
もしかすると、ネット世界の新たな潮流になるかも?
こちらも要注目です。
a53b106d-7d2e-40bd-af99-1d0d20ba3fbb|0|.0|96d5b379-7e1d-4dac-a6ba-1e50db561b04
Tags:
その他の IT 系