by manamana
7. 6月 2010 15:09
SSD の話題は今でも結構検索されているみたいです。
特にプチフリに悩まされている人にとっては深刻な問題です・・・
プチフリの原因についてはいろいろと議論されていますが、
簡単に言えば、Disk I/O に対してコントローラーの処理が追いつかない現象と考えられます。
通常の、I/O 処理なら許容範囲でも、Read/Write が連続するような局面だとコントローラーが悲鳴を上げるわけです。
Read/Write が連続する局面はいろいろ考えられますが、代表的なのは
(1)ブラウジング
(2)ストリーム再生
(3)各種ソフトのインストール
の三つじゃないでしょうか? ※開発やっている所だと、DBが大問題
(1)のブラウジングは、ブラウザのキャッシュが問題になります。
適当にページを眺めていても、画像、履歴、Cookie の記録は常に発生します。
画像はキャッシュエリアに保存され、再度同じページを見るときにはスキップされて便利ですが、プチフリには脅威です。
(2)のストリーム再生は、ブラウジングの一部でもありますが、その影響は大です。
ストリーム再生の特徴は 「Write しつつ Read」 なので、プチフリの原因になります。
特に Flash コンテンツは、独自のキャッシュエリアを持つことから、ちゃんと設定しないとプチフリが収まりません。
(3)のインストールは、説明不要でしょう。
hp2710p を SSD 化した時、Win7 に言語パッケージをインストールしましたが、丸二日掛かりました・・・
※HDDの時は翌日には終わっていた
Windows Update 時も反応しなくなる場合が多く、フリーズしたと勘違いしたこともあります。
(1)、(2) の問題には RAM Disk の導入が効果的です。
Win7(x64) の RAM Disk として、 BUFFALO RAMDISK の調子が良いので紹介します。
BUFFALO RAMDISK は、無料で公開されています。
32bit 版は、BUFFALO のメモリーでないと利用に制限が掛かっている様ですが、
64bit 版は(私の環境では)メーカーの制限なく利用できています。
Transcend のメモリーですが、
1280Mの R: ドライブを確保できてます。
(1)のブラウジングに関して、IE/FireFox に対してはメニューで簡単に対応できます。(赤丸部分)
Google Chrome なら、--user-data-dir オプションで対処します。
参照: “遊び用ちょろめ”と“仕事用Chrome”を使い分ける (Biz.ID)
(2)のストリーム再生ですが、Flash Player のキャッシュに対しては一工夫必要です。
Flash Player のキャッシュは、 "C:\Users\<UserName>\AppData\Roaming\Macromedia\Flash Player" に確保されますが、
これを、ジャンクション機能により、RAM Disk に飛ばします。
コマンドプロンプトで mklink /j "C:\Users\<UserName>\AppData\Roaming\Macromedia\Flash Player" R: 等としてやります。
参照:ジャンクション機能を使ってフォルダをマウントする (@IT)
その他、TEMP/TMP 環境変数の先を RAM Disk にするノウハウが流布していますが、
TEMP/TMP を RAM Disk にすると、再起動が必要なインストールに失敗するとか、
大きなファイルのダウンロードに不向きとかがあるので導入していません。
必要に応じて設定すると良いでしょう。
参考までに、RAM Disk の CrystalDiskMark の結果を示します。
速いですね~
RAM Disk を導入することにより、プチフリは半減しました。
しかし、インストール時のプチフリには無力だし、スリープからの復帰時もプチフリ危険ゾーンです・・・
そんな時は、デフラグが有効だったりします(続く)
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Windows 7