by manamana
27. 2月 2011 19:57
hp2710p を SSD 化したものの、プチフリが続いていましたが、どうやら解決したようです。
それは Windows 7 の SuperFetch を有効にするだけだったというオチ・・・
SuperFetch は、Vista から導入された高機能なキャッシュシステムです。
Vista では物理メモリーを限界まで食い尽くしてしまい、(タスクマネージャ上の)残りメモリーがゼロ近くになるという仕様でした。
また、メモリーの解放が遅く、新しいアプリの起動はワンテンポ遅れるのが常であり、悪い印象しか残っていません。
Vista 失敗の原因は、互換性の問題と共に SuperFetch のできの悪さにもあったと思います。
SuperFetch は Windows 7でも導入されていますが、SSDへの対応がされています。
システムがSSD と認識したドライブでは、SuperFetch、デフラグ、ReadyBoost が無効化されるのです。
hp2710p の場合も SuperFetch は無効化されていて、それで良いと判断していました。
しかし、ある日このような記述を発見しました。
ソリッド ステート ドライブ (SSD) に関するサポートと Q&A (MSDN)
重要な部分だけ引用します。
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Q: Superfetch は SSD 上で無効にされますか?
A: はい、SSD を備えた大半のシステムで無効になります。
システム ディスクが SSD であり、その SSD がランダム読み取りで十分に動作し、
ランダム書き込みまたはフラッシュにおいてもパフォーマンス上の目立った問題点がない場合、
Superfetch、起動プリフェッチ、アプリケーション起動プリフェッチ、ReadyBoost、
および ReadDrive はすべて無効になります。
最初は、すべての SSD 上でこれらの機能がすべてオフとなるよう構成しましたが、
一部のシステム上でかなり顕著なパフォーマンス低下に直面しました。
このような低下を引き起こす原因として、一部の第一世代 SSD には深刻なランダム書き込みと
フラッシュの問題があり、それによって結果的に長時間ディスク読み取りがブロックされていた
ことを発見しました。そして、Superfetch および他のプリフェッチ機能を再度有効にすると、
主要なシナリオにおけるパフォーマンスは著しく向上しました。
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なんと! SuperFetch はプチフリ解消の効果があるのか??
ということで、SuperFetch を有効にしたところ、プチフリ現象はほぼ見られなくなったのでした・・・
おそらく SuperFetch のキャッシュがほどよい緩衝材になり、SSD の Read/Write 集中が緩和されるのでしょう。
ながらく無視していた SuperFetch にこのような効果があるとは思いもしませんでした。
SuperFetch には電源 ON/OFF に時間がかかるという欠点もあります。
しかし、普段からスリープ機能を使うようにすれば殆ど無視できる欠点なので気にすることではないでしょう。
もしプチフリに悩まされているならば、SuperFetch を試してみる事をお勧めします。
でも、一番ほしいのはプチフリのない SSD なんですけどねww
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